診療内容や費用のことなど24時間AI相談 診療内容や費用のことなど24時間AI相談
TOPへ戻る

城谷バイオウェルネスクリニック 歯科・矯正歯科HPへ 城谷バイオウェルネスクリニック 歯科・矯正歯科HPへ

睡眠外来

大きないびきや口の乾燥が気になる方はご相談ください

大きないびきや口の乾燥が気になる方はご相談ください睡眠中に「いびきが大きい」「口が乾く」といった症状は、睡眠の質を下げるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの疾患が隠れている場合もあります。ご家族から指摘される、起床時に喉の渇きを感じる、日中に強い眠気があるという方は、お早めにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)
とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。無呼吸状態が繰り返されることで、脳や身体に十分な酸素が行き渡らず、深い睡眠が妨げられ、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状をセルフチェック

ご自身の状態をチェックすることで、SASの可能性に気づくことができます。以下のような症状が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。

睡眠時によく見られる症状

  • 大きないびき
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘される
  • 息苦しさで目が覚める
  • 頻繁な寝返り
  • 夜間の頻尿

起床時に見られる症状

  • 倦怠感や熟睡感のなさ
  • 頭痛や口の渇き
  • 喉の痛み

日中に現れる症状

  • 強い眠気
  • 集中力の低下
  • 記憶力の低下

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になる原因

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、主に上気道が狭くなることが原因で発症します。具体的には、肥満により首まわりに脂肪が沈着することで気道が圧迫されたり、顎が小さいまたは後退している構造的な問題も関係しています。また、扁桃肥大や鼻づまりなどの解剖学的な要因も気道の狭窄に影響を与えます。さらに、アルコールや睡眠薬の過度な使用によって喉の筋肉が緩みやすくなることや、喫煙や不規則な生活習慣によって慢性的な炎症が起こることもSASの発症リスクを高めるとされています。当院では、顎や口腔内の構造を詳細に評価し、こうした原因を総合的に見極めたうえで適切な治療を提案いたします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併症やリスク

眠時無呼吸症候群(SAS)を放置すると、さまざまな全身的な健康リスクが高まります。まず、高血圧の悪化や心筋梗塞、脳卒中などの重大な循環器疾患を引き起こす可能性があります。また、糖尿病の症状が悪化したり、不整脈が発生することもあります。さらに、認知機能の低下がみられ、日常生活や仕事に支障をきたすことも少なくありません。加えて、日中の強い眠気から居眠り運転などの交通事故リスクも高まります。このため、SASは早期に診断し適切な治療を行うことが非常に重要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、まず問診で症状や生活習慣などを確認したうえで、検査を行います。主な検査方法には、自宅でできる「睡眠検査(S`UIMIN)」「簡易ポリグラフ検査(携帯型装置)」や、医療機関で実施する「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」があります。

PSGでは、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度などを詳細に測定し、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数を示す「無呼吸低呼吸指数(AHI)」を算出します。この数値が5以上で、いびきや日中の眠気などの症状を伴う場合、SASと診断されます。

重症度の目安は、AHIが5~15で「軽症」、15~30で「中等症」、30以上で「重症」と分類されます。

当院では「睡眠検査(S`UIMIN)」「簡易ポリグラフ検査」をご提案しています。「睡眠ポリグラフ検査」が必要な場合は提携呼吸器内科をご紹介いたします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療方法

血液検査や心電図検査などの内科的な検査を行うとともに、その症状・疾患とストレスがどの程度関与しているかを問診し、診断します。
また当院は、心理検査に加え、海外で行われているバイオロジカル検査にも対応し、診断・治療に役立てます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療は、症状の重症度や原因、ライフスタイルに応じて適切な方法を選択します。当院では、以下のような治療法を提案しています。

スプリント・マウスピース(口腔内装置)

スプリント・マウスピース(口腔内装置)軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方に対しては、下あごを前方に固定するマウスピース(スリープスプリント)による治療が有効です。これにより、睡眠中に気道が塞がるのを防ぎ、いびきや無呼吸を軽減します。個々の口腔内に合わせて作製するため、快適な装着感と高い効果が期待できます。

CPAP療法
(持続陽圧呼吸療法)

中等度〜重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方には、CPAP(シーパップ)療法を推奨しています。専用の機器を使用し、鼻に装着したマスクから空気を送り続けることで、気道の閉塞を防ぎ、無呼吸や低呼吸を改善します。毎晩の使用が必要ですが、効果は非常に高く、多くの患者さんのQOL(生活の質)が大きく向上します。

サプリメント

睡眠時無呼吸症候群(SAS)そのものを治す治療法ではありませんが、睡眠の質を高めることを目的としたサプリメントを取り入れることで、入眠の改善や浅眠の軽減につながる可能性があります。生活習慣の見直しや他の治療と併用することで、より良い睡眠環境を整えるサポートとなります。

トリプトファン

メラトニンの原料となるアミノ酸で、睡眠に欠かせない栄養素です。レバーや大豆製品、ナッツ類などに多く含まれ、朝食での摂取がおすすめです。当院では腸内環境への影響を考慮し、乳製品の過剰摂取は推奨していません。

グリシン

エビやホタテなどの魚介類に多く含まれ、深い眠りに入りやすくなる効果が期待されます。睡眠の質向上をサポートする成分です。

GABA(ギャバ)

トマトやバナナ、玄米などに含まれる成分で、ストレスを和らげ、リラックス状態をつくります。副交感神経を高め、穏やかな眠りをサポートします。

ビタミンB群

セロトニンやメラトニンなど、睡眠に関わる神経伝達物質の生成に必要な栄養素です。食事からの摂取が基本ですが、不足しがちな場合はサプリメントの活用も一つの方法です。