1. 「疲れがとれない」は、気のせいではありません
「朝からすでにだるい」
「寝ても疲れが抜けない」
「集中力が続かない」
「昔のように動けない」
こうした慢性的な疲労は、年齢や性格の問題ではありません。体のどこかに「回復を妨げる原因」が隠れているサインです。
当院ではこの状態を、「体が本来の力を発揮できていない状態」ととらえ、丁寧に原因を探していきます。
2. 慢性疲労が起こる主な理由
慢性疲労のほとんどは、複数の原因が重なって起きています。その中でも特に多いのが次の5つです。
① 腸の不調（ガス・張り・便通の乱れ）
腸は「第二の脳」と言われ、疲労・免疫・メンタル・ホルモンに深く関わっています。
腸内環境が乱れると、
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栄養が吸収されにくい
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炎症が起きやすい
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自律神経が不安定になる
結果として、ずっと疲れている状態に。近年急増している SIBO（小腸内細菌の増えすぎ） も大きな原因です。
② ストレスによるホルモンの乱れ（副腎の疲れ）
忙しさ・プレッシャー・多すぎるタスク・育児・長期の緊張状態…。これらが続くと、ストレスに対抗するホルモンが乱れ、
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朝がつらい
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日中に急に疲れる
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甘いものが欲しくなる
といった症状が現れます。
ストレスに対処するためのホルモン「コルチゾール」はストレスがあるとその度に分泌されますが、その頻度や程度が限界を超すと、いざという時にうまく分泌できなくなります。これがいわゆる「副腎疲労」や「HPA軸機能異常」と呼ばれる状態です。
③ 栄養不足（鉄・ビタミン・ミネラル不足）・毒素の蓄積
食事をしっかり摂っていても、
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吸収が悪い
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使われ方が悪い
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必要量が増えている
といった理由で欠乏が起きます。
特に慢性疲労の方で多いのは、
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フェリチン低値
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ビタミンB群不足
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マグネシウム不足
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亜鉛不足
これらが不足すると、エネルギーを作る工場（ミトコンドリア）が動かなくなります。
また、重金属やカビ毒などのいわゆる「毒素」の蓄積も同様にミトコンドリアの働きを低下させ、エネルギー不足の原因になります。
④ お口のトラブル（歯周病・噛みしめ・口腔ガス）
意外に思われるかもしれませんが、口の中の状態は全身の疲れとつながっています。
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歯周病菌が出す毒素
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口の中で発生するガス（H₂S）
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強い噛みしめ・歯ぎしり
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舌の位置や呼吸の乱れ
これらは自律神経に負荷をかけ、だるさ・頭重感を引き起こします。
医科と歯科が連携している当院だからこそできる、口腔と体のつながりをみる診療 です。
⑤ 睡眠の質の低下（眠れない・浅い・途中で目が覚める）
睡眠は「体の修復工場」。ここが乱れると、疲労が固定化します。
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寝つきが悪い
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眠りが浅い
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早朝に覚めてしまう
当院では、睡眠の質を整えることも重視しています。
3. 当院で行う“慢性疲労の原因を見つけるための検査”
疲労の原因は人によって違うため、
適切な検査を行うことで、治療の精度が大きく上がります。
① 血液検査
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鉄・ビタミン・ミネラル
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甲状腺
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血糖バランス
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炎症の有無
「数字」で原因が見えてくることが多いです。
② 腸の検査（便・呼気・有機酸）
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腸内細菌バランス
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SIBOの有無
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カンジダ（真菌）の増殖
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ミトコンドリアの代謝状態
腸が弱っているのか、栄養吸収が悪いのかを明確にします。
③ お口の検査（歯周病菌・噛み合わせ・ガス）
口腔内の細菌や噛みしめの癖が、
疲労につながっているケースは少なくありません。
医科と歯科が一体となった評価が可能です。
④ ストレス・自律神経の評価
生活習慣・睡眠・心理的背景のどこに負荷がかかっているのか、丁寧に整理します。
4. 当院の治療方針
「体を回復しやすい状態に戻すこと」を大切にしています
慢性疲労は、原因を一つずつ整えていくことで必ず改善の道筋が見えてきます。
当院では、薬だけに頼るのではなく、体が本来の力を取り戻せるように整えるアプローチを行います。
① 腸を整える治療
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食事アドバイス
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腸粘膜を回復させる栄養
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ハーブ療法
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SIBO・カンジダ対策
- 解毒のサポート
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必要に応じて FMT（腸内フローラ移植）
腸が整うと、疲労が一気に改善する方が多いです。
② 栄養療法（分子栄養学）
不足している栄養素を補い、エネルギーを作る力を高めます。
③ 副腎（ストレス耐性）の回復サポート
生活リズムの整備、血糖コントロール、睡眠改善などを行います。
④ お口の改善（歯科との連携）
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歯周病治療
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噛みしめ対策
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呼吸・舌の改善
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睡眠の質の向上
これだけで体調が変わる方も多いです。
⑤ 心と体のバランスを整えるケア
必要に応じて、サイモントン療法の考え方も取り入れます。
5. 当院の慢性疲労のケアは、主に自費診療となります
慢性疲労は、保険診療だけでは評価・改善が難しい要因が多く含まれています。
そのため当院では、精密検査・栄養療法・腸内環境のケアを中心とした「根本改善を目指す自費診療」で行っています。
※同一疾患に対して保険診療と自費診療の併用（混合診療）はできません。
※費用や進め方は、初診時に丁寧にご説明しますのでご安心ください。
6. このような方はご相談ください
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朝から疲れている
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何をしても疲れがとれない
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頭がぼーっとする
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気力が湧かない
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鉄不足を何度も指摘されている
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腸のトラブルが続いている
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ストレスで体調が崩れやすい
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どこに相談すればよいか迷っている
7. 初診をご希望の方へ
当院は 予約優先制です。
初診では、
・現在の体の状態
・生活リズム
・ストレス
・腸や口の状態
・必要な検査
を丁寧に整理し、改善までの道筋をご提案します。
「ずっと疲れていたけれど、やっと希望が見えた」
そう感じていただけるよう、時間をかけて向き合っています。