診療内容や費用のことなど24時間AI相談 診療内容や費用のことなど24時間AI相談
TOPへ戻る

城谷バイオウェルネスクリニック 歯科・矯正歯科HPへ 城谷バイオウェルネスクリニック 歯科・矯正歯科HPへ

ブログ

反応性低血糖とは? 〜食後なのに不調が起こる原因〜

反応性低血糖とは

近年、糖尿病でもなく、インスリン治療を受けているわけでもないにもかかわらず、「反応性低血糖」と呼ばれる低血糖症状を訴える方が増えていると言われています。

反応性低血糖とは、食後に一時的に血糖値が急上昇した後、それを下げようとしてインスリンが過剰に分泌されることで、必要以上に血糖が低下してしまう状態を指します。本来であれば食後は血糖が安定し、エネルギーとして体が活動しやすくなるはずですが、このバランスが崩れることで、さまざまな不調が現れます。

反応性低血糖でみられる主な症状

  • 強い空腹感

  • 吐き気

  • 疲れやすさ、倦怠感

  • 強い眠気

  • 頭痛

  • イライラしやすい

  • キレやすくなる

  • 集中力の低下

  • 冷や汗

  • 動悸

  • 手指の震え

  • 消化不良、胃の不快感

これらの症状は「体調の問題」や「ストレスのせい」と見過ごされがちですが、実は血糖の急激な変動が原因となっているケースも少なくありません。

GI値と血糖の関係

食後の血糖の上昇度は、GI値(グリセミック・インデックス)という指標で分類されます。

  • 高GI食品

  • 血糖値を急激に上昇させる食品低GI食品
  • 低GI食品

  • 血糖値をゆるやかに上昇させる食品

    副腎疲労との関係

  • 通常、血糖が下がりすぎた場合には、コルチゾールやグルカゴンといったホルモンが分泌され、血糖値を適切に保とうとします。しかし、副腎疲労がある場合、コルチゾールの分泌が低下し、血糖を十分に上げることができません。

    その結果、低血糖状態が長引き、不調が慢性化しやすくなります。これが、だるさ・不安感・集中力低下・気分の不安定さなどにつながると考えられています。

    自律神経への影響

    血糖値が急上昇と急降下を繰り返すことで、自律神経のバランスも乱れます。これにより、

      • めまい

      • 不安感

      • 動悸

      • 寝つきの悪さ

      • 朝のだるさ

    • といった症状が引き起こされることがあります。

    • 子どもへの影響について

    • 反応性低血糖は大人だけでなく、子どもにも影響を及ぼす可能性があります。多動症(ADHD)や怒りっぽさ、集中力の低下、落ち着きがないといった症状の中には、低血糖が関与しているケースもあると考えられています。
    •  
    • 反応性低血糖の改善に向けて

      反応性低血糖の改善には、日々の食生活の見直しが非常に重要です。

        • 砂糖を多く含むお菓子や菓子パン、清涼飲料水を控える

        • 白米や精製小麦製品の過剰摂取を避ける

        • 野菜を多く含む低GIの食事を意識する

        • たんぱく質や良質な脂質を組み合わせる

        • 食事の間隔を空けすぎない

      • これらを心がけることで、血糖の乱高下が抑えられ、症状の改善が期待できます。

      気になる症状がある方へ

    • 「食後なのに体調が悪い」「甘い物を食べた後にだるくなる」「イライラしやすくなった」などの症状がある場合は、反応性低血糖が関係している可能性があります。
      当院では、症状や生活習慣を丁寧にお伺いし、必要に応じて検査や食事指導を行っています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。