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ブログ

アクアフォトミクス学会@神戸大学

以前から気になっていたアクアフォトミクス学会にいつもお世話になっている北西剛先生のご紹介で初めて参加しました。
「アクアフォトミクス(Aquaphotomics)」という言葉を初めて耳にする方も多いかもしれませんが、これは「水」を“情報媒体”として捉え、近赤外分光法などを用いて水の分子構造変化から生命現象や環境変化を読み取ろうとする新しい学術分野で、今回の大会長である神戸大学のツェンコヴァ教授が2005年に提唱されました。
私自身、長年「腸内環境」や「微生物との共生」に注目しながら臨床を行っていますが、中でも腸内環境改善の一環で水素NanoGAS水®︎を使用し、「水」の性質にはこだわり、水のもつ可能性に魅了されていました。
そしてこのタイミングで今回初めて触れることができたアクアフォトミクスの世界観は私にはとても新鮮で“未来医療の可能性”を感じずにはいられませんでした。
特に印象的だったのは、「水はただの溶媒ではなく、意味を持つメッセンジャーである」という考え方。細胞内外の水の状態が、感情やストレス、さらには腸内フローラの変化にも影響を及ぼしているとする仮説には、これまで私が臨床で“なんとなく感じていたこと”を、科学的に裏付けようとする試みに思えました。
今後、アクアフォトミクスが「診断」や「治療モニタリング」に応用される日もそう遠くないかもしれません。私のクリニックでも、腸内環境や口腔環境の変化を“水の状態”という角度から可視化できるようになれば、より精密でパーソナライズされた医療が提供できるのではと考えています。
「水を見る」という新しい視点を、これからの診療にどのように取り入れていけるか——とても楽しみなテーマが、またひとつ増えました。