発達支援外来について

分子栄養学に基づいた統合的医療
近頃では、発達障害と診断された子どもたちに、薬物療法も行なわれることがありますが、 当院ではできる限り薬物療法は行わず、主に食事療法や腸内フローラ移植などの腸内環境改善へのアプローチを行います。
また必要な方には医師による栄養療法も行います。
薬物を使わなくても、家族、特に親との関係を調整したり、偏った食事を整えていくことでよくなっていく子も多くいます。
最初は子供の相談で来院した方も、結局は親御さん自身が変わられて子供さんがよくなっていくというようなケースもあります。
是非いちどご相談ください。
2つのサプリメントからスタートする分子栄養学
消化酵素、プロバイオティクス(乳酸菌)の基本サプリメントからスタートします。腸の状態がよくないと栄養を吸収できないので、いくらサプリメントをとっても効果があらわれないことがありますので、消化酵素と乳酸菌でまず腸の状態を改善しましょう。
また、サプリメントに慣れたら食事療法(基本は和食)も並行して開始しましょう。
(近年発達をサポートするために効果的な子ども用サプリメントも開発され、それから開始することも多くなりました。)
| 基本サプリメント | 追加でとりたいサプリメント |
|---|---|
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腸内フローラ移植
当クリニックは『一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会」に所属する医療機関です。同研究会で採用しているNanoGAS®水(ナノバブル水)を用いた腸内フローラ移植(糞便微生物移植、FMT)を実施しています。
私どもが2023年に行った臨床研究では、水素NanoGAS®水を用いたFMTを受けた自閉スペクトラム症の30名の例では、7割以上の症例で改善が認められ、しかも2年以上経っても改善した症状が維持されていることが確認されています。なかなか有効な治療法がない中で、FMTが有効な選択肢として注目されるようになっています。
2023年ASDに対するFMTの特定臨床研究を行い、約70%の有効性を確認いたしました。
国際医学誌”Frontiers in Pediatrics"に掲載:ASDに対する新しいFMT法の臨床研究
当院が関わった特定臨床研究が、国際医学誌 Frontiers in Pediatrics 2026年2月号に掲載されました。
”Safety and Efficacy of a Novel Fecal Microbiota Transplantation Method Using Hydrogen Nanobubble Water Without Antibiotics or Bowel Cleansing in Children with Autism Spectrum Disorder: An Open-label, Single-Arm Study Demonstrating Improvements in Core and Comorbidity Symptoms”
(自閉症スペクトラム障害児における、抗生物質や腸内洗浄を伴わない水素ナノバブル水を用いた新たな糞便微生物移植法の安全性と有効性:中核症状および併存疾患の改善を実証したオープンラベル単群試験)
本研究では、自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんを対象に、
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・抗生物質を使用せず
-
・腸内洗浄(下剤)を行わず
-
・水素ナノバブル水(Hydrogen Nanobubble Water)を用いたFMT
という新しい方法を実施し、安全性と有効性を評価しました。
その結果、ASDの中核症状および併存症状(消化器症状・睡眠など)において改善が認められ、
また重篤な副作用は認められませんでした。
※本研究はオープンラベル単群試験であり、今後さらなる検証(比較試験・長期追跡)が必要です。
論文解説ページ
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