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アクティブ・エイジングに欠かせない「AGEコントロール」

2017年1月 8日

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余剰の糖質を摂取することで、細胞内に蓄積し老化を促進させる「AGE(終末糖化産物)」。蓄積するとシミ、シワなどの原因になるほか、動脈硬化や白内障、がんの発症にも関連しています。

AGEの主な形成経路は、主に糖質の摂取によるものですが、もうひとつ形成される経路があります。それは動物性食品です。

①内因性AGE
食後血糖を急上昇させ、それに伴うインスリンの急激な分泌(インスリンスパイク)を起こさせる食事が最もAGEを形成させやすくなります。中でも精製された小麦製品は容易に血糖を上昇させ、AGE形成が誘導されやすくなります。

また、加工食品に含まれるフルクトース(果糖)は、ブドウ糖によるAGE形成よりも数百倍多くなると言われ、最近では「ブドウ糖果糖液糖(コーンシロップ)」として焼き菓子やパンなどに小麦と一緒に含まれていることが多く診られます。

バーベキューソースやケチャップ、清涼飲料水などの多くにはブドウ糖果糖液糖が含まれるほか、メープルシロップ、蜂蜜、アガベシロップにも多く含まれています。


②外因性AGE
食べ物にすでにAGEとして含まれ、それらを摂取することで体内に蓄積します。AGEを含む食品は多くありますが、中でも肉やチーズなどの動物性食品は特に多くのAGEを含みます。

外因性AGEは、飽和脂肪酸を多く含む肉類に見られ、ソーセージ、サラミ、ベーコンなどの肉の加工品には多くのAGEが含まれます。これらは加工するプロセスでAGEが異常に多く含まれるように変化したからです。

特に高熱で加工したものにはAGEが爆発的に増加し、1000倍以上になると言われています。肉を食べるならば、しっかり焼く(Well-done)よりもMediumかRareの方がAGEは少なくて済みます。

煮るか蒸す調理法と焼いたりあげたりする調理法では後者の方がAGE形成は多くなります。つまり油での調理よりも水(お湯)による調理法の方がAGEを低く抑えられます。


白内障もAGEが原因
目のレンズの役割をしている「水晶体」。白内障ではこの水晶体が白濁しますが、この正体こそがAGEです。水晶体は「クリスタリン」と呼ばれる構造タンパク質で構成されています。このクリスタリンが糖化を起こすと白濁します。これが白内障です。

当院の提唱する「アクティブ・エイジング」では、病気にならない体づくりだけでなく、「魅力的に年齢を重ねる」ために、AGEをコントロールしていくことは必須だと考えています。

そのためには
1、糖質、特に精製された小麦などの糖質を減らす
2、高温で加工された動物性食品を避ける。

当院ではAGEを測定し、今日からの食事指導に役立てています。お気軽にご相談ください。

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