ルークス芦屋クリニック
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「HYGGE」をご存知ですか？
2021年1月19日
この週末に行われた「大学入学共通テスト」の英語・リスニング問題で「HYGGE（ヒュッゲ）」の話題が取り上げられました。
デンマークは以前より国民の幸福度が高い国として知られています。
その理由を紐解く鍵が「HYGGE」なのです。
HYGGE（ヒュッゲ）とは、デンマーク語で「居心地が良い空間」「楽しい時間」を指す言葉です。
2016年以降、このHYGGEが欧米で注目されるようになり、ちょっとしたブームになっています。
共通テストの中では、デンマーク国民はアメリカやOECD諸国に比べて残業時間は極めて少ないにもかかわらず、生産性を維持しつつ、余暇を最も長く過ごすことや、HYGGEの意味に関する設問がありました。
一般的にデンマークは「寒い」「夜が長い」「生活費が高い」「税金が高い」というイメージがあり、住みにくい国に見えるかもしれません。
にもかかわらず、デンマーク国民は幸福感が高いのは、このHYGGEのコンセプトを非常に大切にしているからなのです。
まだ明るいうちに仕事から帰宅した後は、友人や家族との「暖かい」「ほっこり」した「HYGGE」な時間を有意義に過ごします。
私たち日本人の中にも、コロナ禍の経験を通してこれまでの価値観が大きく変わった方も少なくありません。
物質的な豊かさと引き換えに、大切な人とリラックスして過ごすかけがえのない大切な時間を、これまで犠牲にしてきた人も多いのではないのでしょうか。
私たち日本人だけでなく、これまでに物質的な豊かさを追い求めすぎた世界の人々に中にも、もっと大切なものがあるということに気づき始めた人が増えているからこそ、HYGGEがブームになっているのでしょう。
Dr.城谷昌彦
２０年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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