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自閉スペクトラム症<ケース1>

2022年11月 1日

一才半検診時に発達の遅れを指摘され、
以後療育に通っていた8才の男児。

人より物への興味、執着が強い傾向あり、
担任の先生の名前も知らないことが長く続いていた。
嫌なことにはエネルギーを注ぐことが出来ず、
切り替えが難しい。
見通しも弱く予定外のことには対応できず
癇癪を起こすこともしばしば。
字は読めるが、書こうとせず学校にも行き渋る。
自己肯定感も低い。
親御さんも対応に困り来院。

便通はもともと週に一回のみで硬い便。
小児科で下剤を使うもあまり改善しなかったという。

まずは食事内容の見直しから開始し、
小児用のマルチミネラルビタミンパウダーを合わせて摂取を推奨。
小麦と乳製品を控えていただき、
ボーンブロスにチャレンジ。

マグネシウム、亜鉛は食事からも積極的に摂取推奨。

母も育児で疲れきっており、
つい声も大きくなってしまうというので
母子で抑肝散を内服していただく。

初診から2カ月で、癇癪はほぼ収まり、
あまり手がかからなくなったと
両親とも喜んでいらっしゃる様子。

母の笑顔が印象的。
大きい声を出す頻度が格段に減ったという。

便通も毎日あり、
学校でも友達が増えたらしい。

オンラインで参加していた授業では、
それまで一方通行だった授業が、
コミュニケーションが成り立つようになってきた。

通学するときは母と一緒でないといけないという
こだわりがあったが、
最近では父ともいけるようになり、
柔軟性が出てきた。

当初腸内フローラ移植に興味があり、
それも見据えて受診されたが、
現状を見てしばらく今の治療を続けて見たいとのこと。

腸内フローラが注目されることが増えたが、
必ずしも腸内フローラが全てではない。

親子でしっかり栄養をとりながら
腸内環境を改善していくと親子の関係性が再構築され、
それまでの症状が改善していくケースも多々あり。

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