ルークス芦屋クリニック
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あなたの睡眠はどうですか?
2025年5月30日
IBSやSIBOの背景には睡眠障害や不安障害、抑うつ状態を伴うことがよくありますが、中でも睡眠の質が上がるだけでも症状が緩和するケースは少なくありません。日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いことで知られ、OECD加盟国の中でも群を抜いて短くなっています。(図1)皆さんの中にも日中に眠気を感じる方も少なくないのではないでしょうか? 睡眠研究の権威でいらっしゃる柳沢正史先生によると、世界的に見ても日本人の睡眠時間の短さは異常であり、基本的に昼間に「眠気」を感じるケースは全て「睡眠不足」とのことです。近年の我が国の医療費は右肩上がりで増加していますが、これは超高齢化社会となっていることに加え、睡眠不足に関連したさまざまな疾患の増加も無視できないと考えられています。IBSやSIBOでは自律神経の働きが落ちていることも要因の一つですが、その背景には睡眠の質の低下や睡眠時間が短いことも大きく影響しています。これまでの研究で睡眠の質と睡眠時間を改善させることで、メンタル、メタボリックシンドローム、認知機能、がんリスク、免疫異常、皮膚の老化、これら全てを改善させることが可能とされていますが、IBSやSIBOに伴うさまざまな症状の改善にも効果があります。【あなたの睡眠の質がわかる検査】
あなたの睡眠をチェックしてみましょう!もし下記のようなお悩みがあれば、あなたの「睡眠の質」に問題があるのかもしれません。・もしかして不眠症?・日中の眠気・集中力の低下・家族からいびきを指摘された・ダイエットがうまくいかない・不安感が強い睡眠に問題があると、高血圧、糖尿病、うつ病、認知症、脳卒中、慢性的な消化器症状(IBS、SIBOなど)などのリスクが高くなります。もし気になるようでしたら一度、脳波による「睡眠検査」をおすすめします。【睡眠検査でわかること(図2)】
・睡眠の質が詳しくわかる脳波を測定するからこそ詳細な睡眠状態が分かります・睡眠障害のリスクがわかるリスクが顕著な場合は専門の医療機関の受診を勧めたり、当院で対応可能な情報も提供します。※特に睡眠時無呼吸症候群(SAS)が強く疑われる場合は提携している呼吸器内科にご紹介します。※SAS治療に使われるCPAP(図3)が使えない場合には口腔内装置(OA)(図4)を作成するための歯科をご紹介いたします。・「眠れない」が客観的にわかる布団の中で眠れずにいた時間の長さは思いのほか自分の感覚と異なるものです。睡眠検査は「眠れない」の深刻さだけでなく自分の感覚の正しさを確かめる機会にもなります。・睡眠時間や生活リズムがわかる睡眠時間や不規則生活の有無や、その睡眠の質への影響を評価します。・睡眠を良くする方法がわかるあなたの詳しい睡眠の状態とアンケートの回答を踏まえ睡眠を向上させるための睡眠の専門家からのアドバイスを提供します。睡眠検査はご自宅で簡単に機械を装着して受けることができます(図5)。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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