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あなたの ❛ウ○チ❜ はいかがですか?

2015年9月26日

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来週からの「免疫・栄養外来」の準備で忙しいDr. Masahikoです。

突然ですが皆さん、毎日排便はありますか?

便秘や下痢で悩んでいませんか?

理想的には、黄土色のバナナの様な便が毎日1~2回でるのがいいのですが、現代人はなかなかそうはいかない人も多くなっています。

腸内には膨大な数(人間の細胞の数の60兆個をはるかに超える100~1000兆個もの細菌が腸の中にはいるのです)の細菌が住んでいます。大きく分けて善玉細菌と悪玉細菌、そして日和見細菌に分けられます。

善玉細菌は、その字のごとく、宿主である人間には良い影響を及ぼし、悪玉細菌は好ましくない影響をもたらします。日和見細菌は環境によって善玉にも悪玉にもなる菌のことです。

これらの菌は本来、絶妙なバランスで腸内に棲息し、食物の消化を助けたり、免疫に関与したり、ビタミンB類などを産生したりとその役割が最近の研究によって明らかになりつつあります。

たとえば食生活が乱れ、悪玉細菌が異常増殖すると、腹部膨満感やもたれ感、下痢や便秘などの症状の原因となるほか、「リーキーガット症候群」と呼ばれる病態を生み出すことで、遅延型フードアレルギーなどの原因となりえます。

特にリーキーガット症候群には、カンジダと呼ばれるカビの一種が関わっていることが多く、現代人が多く摂る機会のある「砂糖」を餌に異常増殖することが知られています。

慢性疲労症候群や副腎疲労、慢性アレルギー疾患、そして自己免疫疾患や自閉症などにも腸内環境の乱れが深く関与していることが、近年の研究で示唆されるようになり、これらの疾患で悩んでいる方には、腸内環境を整えることで病状の改善が期待でき、朗報ともいえます。

では、どうやって腸内環境を整えるのでしょう?

やはり、一番には食事です。

キーワードは「マゴワヤサシイ」です。
マ:豆類、納豆、豆腐、みそなど大豆製品
ゴ:ゴマやナッツなどの種実類
ワ:ワカメやコンブなどの海藻類
ヤ:野菜類
サ:魚、特に背中の青い魚
シ:シイタケなどキノコ類
イ:イモ類

従来の和食は乳酸菌などの善玉菌を増やす適した食事と言えます。

逆に腸内環境を悪くするものは、スナック菓子、トランス脂肪酸、揚げ物、インスタント食品、添加物、農薬、過度のアルコール、電磁波、ストレスなどです。

医学が目覚ましく発展したとはいえ、現代人の抱える病気の多さを考えると、やはり食の問題から目を離すわけにはいきません。

免疫・栄養外来では、栄養のバランスを分子栄養学的なアプローチで解析します。そのうえで、必要な方には、食事の望ましい摂り方を指導させていただきます。

You are what you eat. 「あなたはあなたの食べたものからできている」

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