ルークス芦屋クリニック
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医科歯科連携に留まらないAgri-Dent-Medicine
2025年5月24日
健康の要である腸内環境を最適化するには腸だけ診ていてもダメで、口腔内環境も含む一本の管である「消化管」として診ていくことが重要。ということで、歯科領域の情報も収集するために沖縄までやってきました。これまであまり連携されてこなかって医科と歯科ですが、消化管を入り口から出口まで最適化するには密な連携が必須。中でも医科歯科の両方の最適化に最も重要なことが微生物(microbiota)最適化と睡眠を最適化です。昨日のブログでも書きましたが、ヒトにおいても腸内細菌叢が病的口腔細菌叢の影響を受けることを示すとともに、歯周病治療・予防により健全な口腔細菌叢を回復し、それを維持することが全身の健康にとっても重要であることが最近の研究で明らかになっています。また、充分な睡眠には、免疫力を高め燻る炎症を抑制する働きがありますが、逆に慢性的な睡眠障害は様々な疾患の原因となる慢性炎症を助長することとなったり、自律神経を乱したり、さらにはHPA軸の過剰反応を起こします。つまりIBSやSIBOという機能性障害だけでなく、歯周病や潰瘍性大腸炎、クローン病などの自己免疫疾患や炎症性疾患のリスクも高めます。そして、これら私たちと共生する微生物の最適化、睡眠の最適化に重要なのはやっぱり私たちが日頃口にする「食」の最適化です。私たちは医科と歯科の連携だけにとどまらず、微生物との健全な共生ができる環境づくりや、その人の本来の自己治癒力が引き出せるよう、その人に合った食事を提案したり、自分らしい生き方を取り戻せるようにサポートいたします。これこそがAgri-Dent-Medicine(農食歯医連携)であり微生物循環学なのです。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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